初心者の棋譜並べNo.002:第28手〜38手
1682年12月20日 白:道策 VS 黒:渋川春海
図1)じつは白はこんな感じを狙ってるんじゃない? |
前回はじつはこんなの狙ってるんじゃない?ってところで終わりました。
前回の記事)
図2)図1のように赤い線に閉じ込められては大変! |
白28と打ったのは、たぶん、離れている石をくっつけること、
黒から分断されないようにすること、なんだと思う。
黒27と打ったら、上にうっすら黒の壁ができあがっているように見えて、ここから白にプレッシャーがかかっているのでは?と思う。
図3)仮に白がないと、黒がこんなところに来た時にコワイ。 |
このあたりに黒がくると嫌な感じ(ーー;
なんか、せっかく白26で大きく囲むつもりなのに、
逆にもっていかれちゃう。
図4)白28があることで白26が孤立せず、予定の通り下へ繋がれる・・・ |
白28と繋いできたら、
黒は右辺に閉じ込められてはたまらないので
脱出を始めました。
当然、白は抑え込みますが、黒は負けずに
外へ出ようとします。黒はさらにその子を
抑え込みます。
これ、双方それぞれ沢山の意図を持っているのだと
思います。流れではあるんだけど、ちゃんと白も黒も
進んでいく先に自分の味方がいます。
さすがというか。
きっちり数の優位を保っている白さん、
守らず外へ出てさらに攻めようとする黒さん、
どちらもがんばれー♪
黒さん、頭を出すことに成功♪
図5)黒33と頭を出しました♪ |
次、白は図のようにぶった切られる(黒33の右斜め上の黒丸)と
下の白さんと連絡できなくなるので、
まずは切られないようにつないでがっちりとします。
それが次の白34。
それが次の白34。
黒さんは白を、そして白さんは・・・
図6)黒35と白32を囲ったら、白36 |
黒さん、黒35と白32の1子を絡めとります。
白さん、なんと逆に黒さんをぶった斬りにきました。
私、この時点で、なんじゃこりゃーですよ。
並べている時は、おーっだけでしたけれど、
何度も並べて見ていると、下とは連絡しているわ、
黒の3子は捕虜にしているわ、と
とんでもないことだーって並べるたびに
感動してます。
そして、この後はこうなります。
図7)黒は白をとって、白は38、とがっちり黒を捉えた。 |
現状、こんな勢力になりました。
図8)こんな感じになってきた。 |
なんと白さんの思惑どおり、
右辺をがっぽり取ってしまいました。。。
す、すごい・・・。
でも黒さんが酷いかというとそうではなくて、
これ以上白を中央へ出さないぞ−って壁が出来上がりつつあります。
逆に白さんは黒さんを繋がせたくない、はず。
次回、黒さんはどこから手を出していくのかな?
つづく
コメント
コメントを投稿