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【第9回】道策VS渋川春海 (114〜129手)|初心者の棋譜並べ

初心者の棋譜並べNo.002:

1682年12月20日 白:道策 VS 黒:渋川春海

第114手〜129手

前回までの棋譜)


図1)双方、あっという間に中央地固め開始

ここから黒と白がどんどん残った地を刈り取らねばいけない。
だんだんと境界線がはっきりとしてきました。



前回までの記事)



白さん、上辺を荒らしに

図2)白が黒を分断!

囲碁は、
自分の地を確保、
相手の地を削る、
自分の地を守る、
など考えるんだけど、
今は、もう大きく地が取れそうなところがない。

こういう時は相手の地を削りにいって、
双方の攻防後に境界線が浮かび上がります。

交互に1つずつ石を打っているはずなのに
すでに打たれた石が、あとに打たれる石に影響をあたえ、
時にそれがとんでもないことになる、囲碁の面白いところであり、
コワイ所。

白は114っと上辺の黒を真っ二つに。

図3)これも先生に聞きたいな−
初心者の目からしたら、
黒の壁に白を入れるっていう一手に映るから、
こんなん打たれたらたまらん。
次の黒の115,117は、なるほど~って思える手。

図4)黒さん、合流地点に向かいつつ白分断を狙う

黒さんは自らを補強しつつ★の白を動けなくして、
さらに分断された黒と手をつなぎにいく。
当然、白はその動きがみえるので手を打たないといけません。


二目の頭を押さえる

二目の頭はおさえよ。
でも、私はまだおさえて良いときと
悪い時が判断できておらず。
ここでも黒115の頭をおさえる、逆に白116の頭を黒がおさえるか?なんだろうけれど、黒さんは117と左辺と中央をつなげる手を打ってきたので。

図5)おさえられたので右から回りこみで白を取り込む
白は黒の頭をおさえた118。
黒は、右側から上へ回りこんで白を牽制しつつ右上を確保する。
白を取るには1手足りない(次は黒番)。

図6)要所をキープした白112手
ここはあがいても仕方がないので、
黒は素直に123、そして白124っと黒の分断が成功。

図7)相手の力をかりて壁が出来上がった

囲碁は自分で壁を作って地を作ってはいけない、っと先生によく言われます。
石垣碁っといって、石垣を組んだような平面的な陣取りだけの囲碁になってしまうのと、上手(うわて)は、それをうまく崩すからっと。

今回の流れは、双方相手の力を利用しながら自分たちのやりたい姿に持っていっているように見えるんですねー。

私は上の囲まれている白が気になってしかたがないので
すぐに助けにいきそうです!(笑)


黒はなんとかつなごうとする

図8)黒125に対して白126!

私、ずっと赤い★のところが切られたら黒が繋がるよねー、
白がやばいよねーって思ってたけれど、
この白126、黒さんが青い★で受けないと2つ石がもっていかれちゃうんですよねー。相手が絶対に受けてくれるところを打って、いかに先手をキープするか。
とっても良い勉強になりますう〜〜。


どちらが大事か?

図9)黒127で白は★をつがない。

黒127といれると、白2子がアタリ(次の一手で取られる)になるのですが、
白は128と、先ほど気にしてた赤い★のところをつぎます。

初心者の私は石がとられるのを嫌って青い★のところを繋ぎたくなりますが、それするとヘタしたら4つ持っていかれるのと、せっかく綺麗に分断した壁がキレてしまいます。

あとから並べてて、そっかー、そういう意味なのか−って思う一手でした。
囲碁を嗜んでいる方には普通なのかもしれない。
初心者の私には、ドキドキする手でした。

この後、黒の129手が、そんな心配をしなくても良いことを証明してくれました。

図10)黒129で上に侵入されないようにした。


つづく・・・


最後に

今回で終わると思ったのに−><
ちょっと終わらせられませんでした><。
次回、必ず終わらせます!(笑)
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました♪

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