【つづき】初心者の棋譜並べNo.002 渋川春海VS道策 （３９〜５２手）

初心者の棋譜並べNo.002：第３９手〜５２手

1682年12月20日　白：道策　VS　黒：渋川春海

前回までの棋譜

図１）黒と白、痛み分け？

先生によく言われるのですが、
素人がプロの一手を理解するのは難しいと。
なぜなら、その瞬間にたくさんのヨミが働いているから。
ただの１手ではないよ、と。


本来は、こういう場合はこう、と
理解していくのが良いのだろうけれど、
そんなのできる棋力もないので、
今は昔の棋譜を並べて楽しんでいる、
というのが分かってもらえたらいいなー。＼(^o^)／

色々と考えると面白いんだけど、
何度も並べて順番を覚えた時、
また違う見え方がする瞬間があります♪
この瞬間がたまらないですねー。

前置きが長くなりました。

今回は、この後、黒はどうするのか？ってところ。

ざっとみると、白良さそう。

だから、白の地を荒らしていかないと差がつくばかり。

前回までの記事）

第３回　【つづき】初心者の棋譜並べNo.002　渋川春海VS道策 （２８〜３８手）

第２回　【つづき】初心者の棋譜並べNo.002　渋川春海VS道策 （24〜27手）

第１回　初心者の棋譜並べNo.002　渋川春海VS道策 （１〜23手）

黒、怒りの割り込み？

これは放っておくと黒の地がとれなくなる、
いっちょ白を攻撃しつつ、黒も地をとるか〜。

っと、黒が思ったかどうかは知りませんが、次の一手はこれ。

図２）黒、白の陣地予定地に割り込んできた

これ、右上の展開によく似てる。
繋がりそうな所の中間にドンって入ってくる。
白さんの♦が黒の中に孤立してしまいました。

この子を助けにいくこともできるのですが、
３９の左側にいる白も単独で２つの黒に挟まれているので
なんとか手を考えないといけません。

白、黒を左辺に閉じ込めつつ壁を作る

それが白４０。
黒は入られたら地がなくなるので黒４１。
白４２っと頭を一つだす。
黒は一間飛びで黒４３。
白も抑えこまれないように白４４。
黒は白より頭一つ出したいので黒４５。

図３）白は黒を抑えつつ、壁をつくり、かつ上の白へ向かおうとしている

この４０〜４４の白は、
黒を左辺に閉じ込めながら自身を強くして、
上辺にある白へ自然と向かっている。


・・・もうね、美しいわ（＞＜

囲碁を打っている人には普通のことなんだろうけれど、
私には、白がかっこいいと見えてしまう。　(*´ω｀*)

この後、白がどうするか？

図４）置き去りの白さんから動き始めました

こういう時、続けて壁を作っていってはいけないらしい。

何か手があるときは良いと聞いたことがありますが、

間違ってもそのまま白４６と上へ壁を作ってはいけない。

白４６でこちらへ打ったということは、

これ以上壁作ると、大変なことになる、という判断だったのかな？

ここから壁が乱立？

さて。この状況に線を加えてみると・・・。

図５）壁がたくさん見えるの図。もうわけ分からん。

・・・。
部分的に良いと思えたり、悪いと思えたり。
全体的にみてこれはどうなんでしょう？

黒さんの構想？

図６）黒さんの状況から考えられる構想

いや、全然違うかもしれないです。（＾＾；
私の妄想爆発なんで♪

ちょっと中央の３つの石から左辺に
プレッシャーをかけるには遠いかも？

白は黒の対応によって打ち分けたと思うので、
黒４９と左辺側を塞がれたので、白５０と右辺を
攻めるのは道理だなーっと。

白さんの構想？

図７）左側とつながれなかったので、右側を攻めることにした

黒４９ときたので白５０。
右側の黒に狙いをつけました。

黒さんは放っておくとぶっ潰されるし面白くないので
この６子の塊からどう展開していくか考える所。

上の黒さんと手をつなぐ？
白５０を逆に切る？
→　これはだめかな。おもいっきり黒をすてないといけなくなりそう・・・。

さて。次の黒さんの一手。

図８）黒さん、６子の生きを確保。そして白は中央へ進出の手

この流れるような感じが好きだな−
ここだけで、太極図が頭に浮かんだのは私だけ？
押したら引いて、引いたら押して。
うーん。☺

この子たちが今後、どう関わってくるかが楽しみ。

それぞれの思惑

図９）それぞれの思惑はこんな感じ

今回も長々とお付き合いありがとうございました。
私と同じように初心者さんで始めたばかりの方って
沢山いらっしゃるのかなあ、と。

棋譜並べって時間があればちょっと並べてみるとか、
覚えようと思ったら、時間がかかっても覚えられるから。
何度も並べると違った思いが浮かんでくるので楽しいですよ♪

私は詰碁をちゃんとしないといけない・・・＞＜

つづく。